FX(外国為替証拠金取引)とは

安い時に買って高い時に売る
海外へ旅行や出張などで出国する際に日本円を渡航先の国の通貨に両替しますよね。
その時、出国の際と帰国の時とで、為替レートが変動して、日本円が外貨よりも高くなっている場合、再度両替した時には、出国時よりも多くなっていることがあります。
この、為替の動きを利用して差益をえるのが「為替差益」です。
通常、取引は2つの通貨のペアを選びます。
例えば「米ドル/円」や「ユーロ/円」といった組み合わせです。
売買する通貨のペアを表しています。
利用するFX会社によって通貨の種類は異なりますが、メジャーな米ドル、ユーロ、ポンド以外にも、南アフリカのランドやトルコのリラといった新興国の通貨(マイナー通貨)も取り扱われています。
基本的に、メジャーな通貨に比べ、マイナー通貨の方が為替の変動が激しく、大きな利益を期待することもできますが、逆に、落ち込みも大きいというリスクをはらんでいます。
高金利の国の通貨を購入する
低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を購入することで生まれる金利差も収益となります。
例えば、金利が10%の国の通貨と金利が2%の国の通貨ベアを選び、2%の国の通貨を売って10%の国の通貨を買った場合、8%が収益となります。
これが「スワップポイント」となります。
為替レートの変動は関係なく、高金利の通貨を保有している間は、毎日この「スワップポイント」が発生します。
1日の収益は数十円等と小さなものですが、保有しているだけで毎日付与されるので、何もしなくても年間で数万円は利益となる計算になります。
ただし、高金利の国の通貨を売って、低金利の国の通貨を買う時には支払いが発生することになるので、注意が必要です。